2013年02月02日

勝ち続ける意志力 (小学館101新書) 梅原 大吾



 ウメハラ氏の熱いメッセージが込められた強パンチの連続という感じの文章で、こちらはもうパーフェクトKO寸前ですよ。

 ウメハラ氏の言う、「勝ち続ける方法」をまとめると、次のような感じだと思います。

  ・勝つことに執着しない。
  ・勝って天狗にならず、負けて卑屈にならず、プラスとマイナスの両方を分析して努力を続ける。
  ・正しい努力とは変化することであり、変化は小さくても良いから常に変化することを心がけ、変化して失敗したら、また正しい方向に変化すれば良い。
  ・大会での勝利は目標のひとつではあるが、本当の目的は自分自身の成長にある。

 うーん。熱いですねえ。

 三行でまとめようと思ったのですが、どうしても四行になってしまいました。

 次に、本の中から気になった部分を抜き出してみました。


  "結論から言えば、勝つことに執着している人間は勝ち続けることができないということなのだが、この一言で「なるほど、そうか」と膝を打ててしまう人が大勢いるようなら、そもそも僕がこのような本を書く必要はなかっただろう。" (14ページ)

 高校野球でよく、9回裏2アウトでもうすぐ勝ちそうってとこから逆転負けなんてことがありますけど、勝ちを意識するあまり、勝つためにすべきことを忘れてしまうんでしょうね。

 勝つと思うな、思えば負けよって歌が昔ありましたね。


  "プラスとマイナス、その両方を分析して努力を続けない限り、勝ち続けることはできない。自分の才能に頼るとか、ひとつの勝ち方にこだわるような人は、必ず落ちていく。" (55ページ)

 勝ち続けるには、やっぱり地道に、勝つ要素と負ける要素を一つ一つ研究していく努力が必要ということですね。

 また、自分のプレイスタイルを曲げないぜ!なんて言ってると、勝ち続けられないということですね。


  "勝ち続けるためには、勝って天狗にならず、負けてなお卑屈にならないという絶妙な精神状態を保つことで、バランスを崩さず真摯にゲームと向き合い続ける必要がある。" (57ページ)

 人間は誰しも、勝つと油断したり、負けると「俺なんかダメだ」と思ったりしますが、そのように気分に波があると、コンスタントに努力することができないということですね。

 気分を一定に保つのは難しいですねえ。


  "僕にとっての正しい努力。それはズバリ、変化することだ。" (83ページ)

 努力と言っても、ただガムシャラにやれば良いということはないわけですね。

 ウメハラ氏は「正しい努力とは、変化することである」と断言しています。


  "変化したことで失敗したり、後ろに下がったりしたときは、もう一度変化すればいい。失敗に気づいて変化すれば、以前の自分よりも必ず高い位置に行ける。" (83ページ)

 変化をすることを恐れる必要はなく、もしも変化をして失敗したら、その逆が成功の方向だと分かるので、より良い方向に行けるはずだというわけです。

 むしろ変化をしなくなる(= 思考停止状態に陥る)ことが危険というわけです。


  "僕はゲームを楽しみたいとか、ゲームで勝ちたいとか、その程度の気持ちではなく、もう少し別の次元で物事を考えている。やはり、ゲームはあくまでもゲームで、本当の目的は自分自身の成長にある。だから、あえて暗くて険しい道を行く。" (121ページ)

 冒頭に「勝つことに執着している人間は勝ち続けることができない」というのがありましたが、ここでウメハラ氏の答えが出ていると思います。

 ウメハラ氏は勝つこと自体を目的とはせず、自分自身が成長することを目的としているので、自分が成長した結果、勝ちが後からついてくるという感覚なんでしょうね。

 これが勝ち続ける極意だと言っているんだろうと思います。


  "だから先を見ず、まずは目の前の5段を登ってみればいい。次にもう5段が見えたら、また登ればいい。そうやって毎日5段ずつ登っていけば、500段登るのもそれほど苦痛に感じないだろう。最初から500段登るぞと熱くなると、往々にしてあとが続かない。" (207ページ)

 何かしようと思った時に、最初の一歩を踏み出すのが一番難しいと思うのですが、そういう時はまず5段登ることを考えると良いというわけです。

 毎日5段登ったら、100日(3か月ちょっと)で500段登れることになりますね。 

 長い目で見て、少しずつ頑張るということは大事ですね。


  "介護の仕事をしていたことが、プロ契約を決めた要因のひとつだったかもしれない。残り1年、2年の命という方たちをたくさん見てきて、お世話をさせてもらったことで、「若いうちにしかできないことがある」という思いを実感できたからだ。" (226ページ)

 ウメハラ氏は一度ゲームをあきらめて、介護の仕事をしたことがあるそうです。その決断もすごいですね。

 僕も、自分の祖母がガンで余命3か月と言われた時に、3か月間どのように有意義に過ごしたら良いかと考えると同時に、自分の人生だってまだ何十年あるとはいえ、一日も無駄にすべきでないな、と実感しました。

 若いうちは、明日の朝が来るのが当たり前で、人生が無限にあるかのように錯覚してしまいますが、長いようで短い人生ですので、悔いのないように生きたいですね。

 他にも熱いメッセージがたくさん詰まっている本なので、ぜひ読んでいただきだいです。オススメです!




--おまけ--

 ウメハラ氏伝説の逆転劇の動画へのリンクです。

 ウメハラ氏の操るケンが、相手のチュンリーにあと少しで負けるというところまで追い詰められてしまいます。

 しかし、チュンリーの必殺技にパンチをタイミング良く合わせて全てブロックし、その後のキックもジャンプを合わせてブロックし、足払いから昇竜拳、最後はケンの超必殺技の疾風迅雷脚を叩き込んで逆転勝ちしました。

 http://www.youtube.com/watch?v=v7cW2nMf1gk

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posted by あごた at 11:19| Comment(0) | 仕事術•整理法
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